口腔生体医学研究所
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 A:『健康』とは「問題のないヒトの建物」
  健康とは人間の肉体という建物に問題がなく、歪まず、正しい姿勢
  と維持できることで、歯、顎は、これに対しバランサーとして
  働き、生体機能にたいしての歯止めの役割を持つ
  (参考資料A)(⇒脳番地3,4に対するアプローチ)



 B:呼吸 『健康は呼吸で決まる』
  人間が生きていくのに不可欠なのは
  呼吸と食事(咀嚼)と睡眠です。
  <体の使い方の偏りや誤りで起こる病気>
  口呼吸病
   @変形症〜片噛み、横向き寝、うつ伏せ寝
   A免疫病〜口呼吸


 1、人間の顔の筋肉はエラの筋肉から進化した


 2、咀嚼こそが生命の“かなめ”。
   咀嚼はもともとエラの呼吸筋。
   呼吸やその一部が心臓になった。エラは命の“かなめ”で
   そのエラの筋肉が咀嚼筋となって咀嚼運動(食べること、食事)
   をすることから『咀嚼こそが生命のかなめ』となる


 3、免疫力を高める
   咀嚼運動(食べること)によって唾液の分泌をよくし、
   腸の消化を支え、細胞レベルでの消化力向上し免疫力を
   咀嚼によって向上させる(⇒唾液の働き)


 4、体の細胞を生き生きさせる筋肉運動

  (1)咀嚼筋の運動(ガム療法と正しい噛み方)
    ⇒「あいうべ」体操

    ⇒「あいうべ」体操のCOE実験結果(脳酸素消費消費と脳内血流)
COE実験結果画像「あ」

COE実験結果画像「い」

COE実験結果画像「う」

COE実験結果画像「べ」


  (2)立位、横臥位による横隔膜呼吸
    (姿勢を正し、肛門と口を閉ざし鼻呼吸)
    ⇒体幹チューニング(腹圧調整、出力、きらきら体操)


  (3)手足をゆるやかに動かして血液を肝臓へ贈る運動
    ⇒西式健康法(金魚運動、毛管運動)


  (4)左右のゆがみを矯正する回転運動
    ⇒ストレスフリートレーニング(森 昌夫)


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脳と口・歯は育てるもの

 脳は初めから完成しているものではなく、経験や体験を通して
 育てていくのと同様に、口・歯も乳幼児期から成人にかけての
 各々の過程で、歯の萌出(ほうしゅつ)、交換、永久歯列の
 完成というように、各々のステージを体験、経験学習することで、
 『咀嚼』という食べることを育てていく。

 このように口腔周囲の成長過程(口・歯の一生)は脳の中に
 歴史として刻まれている。

 つまり、歯は訓練育てることによって形を変え脳の中で存在し、
 また、考え方を変えれば歯は脳の一部分が外に飛び出ている所、
 センサーとして働く所で、各々の歯が脳番地(脳の学校加藤先生の造語)
 と関連性があると考えられる。


 口・歯の感性を育てるには食べる以外にない

 @ 
 基本的には永久歯列では28〜32本の歯が存在するが、
 これは、28〜32個の脳への情報入力系を持つことに他ならない
 イメージとしてはピアノの鍵盤のような感じです。

 
歯の部位 切歯せっし「前歯」 犬歯けんし 臼歯きゅうし
本数 8本 4本 16〜20本
役割 切る 引きちぎる すり潰す
食品 野菜・果物 肉・魚 穀類・パン
食べる割合


 以上の割合でまんべんなく食べることが、栄養学的にも、脳への
 情報入力としても大切と考えられる。

 また大切な事は、何を、いつ、どのように食べるかで自然(根源)
 を情報として入力できるようにすることがポイントになる。
 
 例えば野菜はできるだけ丸ごと、自然の姿、味で味わうことが、
 学習する最初の段階で経験することが、大切であると考える。

 A
 口・歯の働きは主に、a しゃべること、b 食べることであるが、

 a しゃべることは口・舌を用いて、言葉を発声することで、
  後天的に育ちやすいが、

 b 食べること 特に歯の感覚は各個人
  における、成長過程、生活環境、訓練などにより、バラツキ
 〜個人差が大きく今まで『食べることを育てる、学習する』
 という概念が全く無かった為に、誰も手入れできていない
 分野になってしまった。

 今、注目されている『食育』は栄養学的な面が取り上げられている
 これは、食べること咀嚼が自然に獲得できる、免疫のような
 システムと勘違いしてしまった様な気がするのである。

 本来ここに歯科医師が口腔機能指導者として存在し、今現在
 予備軍を含めると約600万人から1000万人いるといわれている
 『口呼吸』の人々、「咬もうとしない、咬まない、飲み込めない」
 小児、学童達にアプローチできるのではないかと考える。

 B
 脳は初めから完成していない、つまり
 歪みが存在する。訓練が必要である。
 脳の歪みは@使い方の歪み、A育てていなかった歪み等が
 あると考えられるが、経験・体験を通してのみ、脳が育てられる
 という観点から問題は能動的に解決する歯・口・関連の
 アプローチ法として 

 a 運動系(脳番地4)に対して
  1、「あいうべ」口の体操 ⇒みらいクリニックの今井一彰先生のぺージへ
  2、足と手の握手
  3、顔の表情筋体操 参考⇒「スマイルアップ!ちば体操」千葉県歯会
  4、舌回し頬筋ほぐし
  5、腹式呼吸(体幹チューニング)⇒須田達史先生のページへ
  6、歩行トレーニング
  7、その他

 b 感覚系(脳番地3)に対して
  1、整体  1〜5については⇒中谷紀之先生のページへ
  2、鍼灸 
  3、テーピング 
  4、理学療法 
  5、その他 
  等々、さまざまな方法がある

 これらは、歯科領域での疾病の『削って治せない病気』に有効であり、
 尚且つ脳の支配領域の筋肉を動かすことや、皮膚感覚の違いなどを脳が認識することで
 脳の歪みを治すことが可能であると考える。

 このような認識からすると、口・歯から脳番地の歪みを治すことができる反面
 歯を削る、抜く(神経、歯牙)という歯科治療は脳への変化、ダメージを与えている
 ということが言える
 また a については施術者が必要なく自分でその要領を学習し、自分自身でできる
 アプローチ法、トレーニングである。
 
 つまり歯・口の養生、予防は『70%は自分自身で治せる』ことになる。

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歯は命の源泉 大島清

〜サルからヒトへの長い進化の過程で
 食生活の変化が脳を進化させた〜

 『食のための咀嚼、咀嚼するための歯が命の源泉』

 生後まもない赤ん坊の脳の重さ⇒400g
 20歳成人の脳の重さ⇒1400g
 人類進化の400万年の歴史を現在は20年でヒトは成長している


 1、脳の進化と歯
  a食べる為に歯が変わり、それによって脳が大きくなった。
  @牙で引き裂いて食べる (猿人)脳の重さ500〜600g
    ↓
  A道具を作り火を使用 (原人)1000〜1200g
  火で焼いて細かく噛み砕く
  (小臼歯、大臼歯の発達)
    ↓
  B舌の使用(口の中の腕と呼ばれ咀嚼の重要な武器)
    ↓
  「味」が加わる
  「A咀嚼+B味」
  b顎を使うことで脳に情報を送り込み
  味情報がさらに脳の進化に拍車をかけた
    ↓
  C調理する (旧人)
  手足を使う (新人)
  ⇒あいうべの体操、足握手


 2、噛むこと脳神経細胞の発達

  a  ペンフィールドの脳地図 
  の体性感覚野というベルト状の
  受け皿でベルトの半分以上を
  顎(唇、歯、舌等々)が占めている
  (現代人はこの顎をなおざりにしている。足も手も使わない、
  噛むこともしない)
  ⇒あいうべの体操、足握手
  b前頭葉を鍛えるために歯の使命は大切
  (前頭葉は脳の1/3を占めている)
  人間の脳は 4歳までにハードウェアができ(←乳歯列の完成)
         10歳で前頭葉のソフトができ(←交換期)
         20歳で大人になる(←永久歯列の完成)
  4〜10歳の脳が最も発達する時期に口に入れたものをよく咀嚼
  することを教える必要がある。20歳になってからでは無理
  噛むということは神経細胞を刺激し、神経細胞の突起を他の細胞との
  つながりを作っていく(脳の枝ぶりを良くする=脳を育てる)


 3、脳の活性化と体との関係
  ・脳と体はセットになっている
  ・体があってはじめて脳は感じ、考える
  ・食べるときも同じで五感すべてを駆使した情報を脳に感じさせる
   ことが大事で特に『何を維とどのように食べたか?』
   が一番大事です。
  ・サルからヒトへの進化の過程で体(手、足、口)を使い
   脳の活性化をした。その中で“食”が大事なウェートを占め
   食のためには咀嚼、そして咀嚼のためには“歯”が大切になる

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咀嚼障害の予防 船越正也

 「食と教育」-咀嚼と脳から考える-船越正也著書より

 1、歯を大切にすること

  歯の教育
   顎は生後も発育して大きくなるが、歯ははえてくると一生その
   大きさは変わらない。その為、生後の環境によって歯と顎の
   サイズの差が出現し、特に食生活の急激な変化によって、
   このような人々が急増したように思われる。

  @<乳児期>哺乳瓶授乳により、舌や顎を動かして積極的に努力して
   吸うことをしなくなった。

  A<離乳期>離乳を急ぎ過ぎて十分な咀嚼訓練ができないまま
   普通食に移ることが多くなっている。

  B<乳児期>軟らかい食べ物をあまり噛まずに食べさせる

  C<学齢期>早く早くと食事を急がせざるをえない世間の風潮が
   あること

   (⇒「噛む効用」の図表)


 2、姿勢を正しくすること(⇒脳番地3,4にアプローチ)

  @食事の時に正しい顎の位置で咀嚼し、頭が傾いたり
   肩が下がったり、背骨が曲がったりしないようにすること
   (正しい顎の位置で噛む為には正面を向いて脇見をしないこと
   片方ばかりで噛まず左右両側で平等に交互に噛むこと)

  A就寝時の姿勢も下顎の位置を左右する
   就寝姿勢は仰向けがよく、うつ伏せになって顔を横に向けて寝ると
   枕により顎が反対側に圧迫されて下顎偏位の原因となる。

  こうした食生活、食習慣の変化によって、子供たちはよく噛まなく
  なり、咀嚼器官の発育が悪くなり、顎も小さくなったのであろう
  と推測される(⇒口呼吸の原因)(『健康は呼吸で決まる』)


 3、よく噛むということ

  @量的に「何度もよく噛む」⇒唾液を分泌させる

  A質的に「良く噛む」〜正しい噛み方

  1)感謝の気持ちをもって噛む
  2)よい歯で噛む
  3)正しい噛み合わせで噛む
  4)正しい姿勢で噛む
  5)左右 で平等あるいは交互に噛む
  6)味わって楽しく噛む
  7)自然に食道に流れ込むまで噛む

  以上の7ヶ条の正しい噛み方を実践できるように口腔周囲及び
  全身の環境を整備及び指導することが歯科医師の役目であろう

  ※「食物を噛むことの学習は脳の発育に重要」P173
  離乳は乳歯離れさせるのが目的ではなく噛んで食べることを
  学習させるのが目的で急がず順序を追ってできない時はいったん
  後戻りをして確実に行う。離乳の過程で乳幼児は顎や舌や唇など
  実に多くのものを動かし方を学習し、脳は急速に発達し、
  この学習の成果は次の会話へと発展していく常に重要である。


 ◆咀嚼器官と全身の関連

  〜なぜ、咀嚼器官の異常が全身性の異常を惹き起こすか?〜

  『咀嚼器官からの異常な情報が頚部を中継所として
   全身に伝えられるため』⇒中谷紀之氏 全生医道

  咀嚼器官の情報のやりとり
   ↓
 三叉神経の関連
 @(神経)
 A内臓
 B小脳(姿勢の維持)
 C自律神経反応

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